クルマのゲームはやり込んでるよ〜ん。なんてったって、某超人気ソフトのサンクスクレジットに名前が入ってるくらいだから……。で、このプロジェクトゴッサム2はどうか? ってハナシだね。このゲーム業界、とくにドライビングゲームのバトルは、ちょうどクルマの世界でいえば、ミニバンの開発・発売競争にも似た、かなり熾烈で、かつ必ず新しいウリを搭載して既発のモノを追いつき追い越せできているのが現状。マニアとってこの冬は、新製品のリリースで期待に胸ふくらます心境だろう。
今回もいろんなトピックが満載だ! まず気に入ったのが、グラフィックの美しさ。絵がキレイだからやっていて楽しい。それに架空のレーストラックだけじゃなくて、かのニュルブルクリンクから世界の都市部、ヨコハマの市街地なんかもあるんだから興味津々。そのコースを自分のドラテクに併せて、コース設定を選べるところも新しい。
オレが試したのは、ヨコハマのストリートコース。ちゃんとみなとみらい21地区が再現されていて、公道をおとがめなしでぶっ飛ばす快感が得られるゾ。ニシザワの愛車はナンバー付きのホンダS2000と、インテグラのレースカーなので、この2台で走ってみたんだけど、ちゃんとFRとFFの特性を体感できる。音も実車と寸分違わずリアル。サラウンドも効いていて、VTECの官能フィールも味わえる。
撮影の都合で、別売のハンドル&アクセルペダルキットじゃなくて、ノーマル(いわゆるフツーのコントローラーです)でのテストドライブだった。けど、ドライビングスタイルがリアルじゃなくても、クリッピングのガードレールすれすれを狙って走ってると、時間を忘れてついつい黙ってヤリこんじゃう。思わず仕事、忘れちゃうんだな(笑)。
また、笑えるのはクラッシュするとそこの部分が変形して、ちゃんと潰れてくれること。フェラーリのエンツォやカレラGTなんちゅう5000万円以上するクルマをボコボコにする疑似体験にシビれちゃう。
ほかにFMのDJ付きBGMを選べたり、機能は特盛り。現役DJからちょっといわせてもらうと、通信機能を使って世界各都市のヒットチューンMIXって感じの楽曲がダウンロードできて、楽しめればベストかな。
神業&裏ワザを駆使してやるようなムズカシさはなくて、クルマの動き自体も今までのゲームと同じような感じだから、カンタン。女の子にも酔っぱらったサラリーマンにもムリなくできるって感じ。そういう意味では、これから年末のホームパーティで大活躍しそう。気になっているキミは、一度自分の目と耳でチェックしてみるといいよ。