出張の度に車上荒らし、その数なんと500件

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滋賀県警は5日、自分が勤務する会社の営業活動のために出張した際、出先で車上荒らしを繰り返していた男を窃盗容疑で同日までに追送検した。今年8月に窃盗未遂の現行犯で逮捕されていたが、その後の調べで500件の犯行が明らかになったという。

滋賀県警・長浜署の調べによると、今回追送検されたのは奈良県に住む57歳の男。この男は今年8月、長浜市内の駐車場に侵入し、駐車されていたクルマのガラスを割ろうとしているところを警戒中の警察官が発見。窃盗未遂の現行犯で逮捕していた。

その後の調べで、この男は会社の業務で出張する傍ら、夜になると駐車場に侵入し、駐車車両の窓ガラスをドライバーなどで強引に叩き割るなどの手口で車上荒らしを繰り返していたことがわかった。

昨年8月から今年8月までの1年間に、関西や中国地方を中心とした2府12県で約500件の犯行を行っていたとみられる。犯行の詳細については全て記憶しており、出張した場所と日付を示すと「ここで何件やって、どれだけ盗んだ」など、スラスラと話せる状態にあったという。

追送検となった容疑は今年3月に滋賀県山東町で発生した車上荒らし事件で、この際には現金34万円相当が盗まれている。

《石田真一》

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