3人組の料金所襲撃犯がまた登場

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28日深夜、兵庫県西宮市内の名神高速・西宮料金所で3人組の男が下り線のブース2カ所を襲撃し、料金収受員を刃物で脅して現金を奪って逃走する事件が起きた。警察ではここ数日、大阪府内で頻発していた料金所強盗と同一犯の可能性が高いと見て、大阪府警とも連携して捜査を進めていく方針だ。

兵庫県警・甲子園署の調べによると、事件が起きたのは28日の午後10時ごろだという。西宮市今津野田町付近にある名神高速の西宮料金所・下り線ブースで、スクーターに2人乗りしてきた男がブース内にいた59歳の料金収受員の男性に出刃包丁のようなものを突きつけ、「そこをどけ」と言いながらブースに侵入した。

収受員はその場から逃げ出したが、男らはその隙にレジ内にあった現金約5万円をわしづかみにすると、そのままバイクに乗って逃走した。また、隣接する別のブースも1人の男が襲撃し、こちらでも収受員に刃物を突きつけて脅し、レジ内の現金全て(約12万円)を持ち去って逃げた。

目撃情報によると、2人組の男はいずれもフルフェイス型のヘルメットを着用し、残る1人はキャップ型のヘルメットで、3人とも暴走族風の格好をしていたという。バイクはスクーター型ということしかわかっていないが、2人乗りの方は事件が発生してから約10分後、阪神高速の芦屋料金所を強行突破していることが判明している。

大阪近郊では高速道路の料金所を狙った強盗事件が頻発しているが、堺市内で起きた1件を除いて全て3人組の男による犯行であることがわかっている。

今回事件の起きた西宮料金所は今月12日にも襲撃を受けており、警察では同一犯の可能性が極めて高いとみて、周辺の警察本部と情報の交換を行うとともに、料金所付近に警察官を配置するなどして犯人の早期逮捕を目指す方針。

《石田真一》

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