ホンダが出品した8人乗りの上級ミニバンコンセプト『ASM』。福井威夫社長はプレスブリーフィングで「来年春の発売」を宣言し、「『オデッセイ』とともに、ミニバンのリーダーとして市場を活性化させたい」と述べた。
同クラスで先行するトヨタ自動車と日産自動車の追撃を強く意識したアピールとなった。出品車は、可変シリンダーエンジンとハイブリッドを組み合わせたモデルとなっているが、当初は通常のV6ガソリンエンジンを搭載する見通し。
デザインを担当した本田技術研究所の小万修二研究員によると、プラットフォームは新開発のオデッセイのものをベースにした。これにより、ワンアクションで着座できるのが特徴でもある。小万研究員は「日常の買い物などにも女性が気軽に使える」というシーンを強く意識したという。