VIPカーに乗る裸の茶髪男が容疑者---ガソリン強盗事件

自動車 社会 社会

兵庫県警は5日、神戸市東灘区内のガソリンスタンドで3日に発生した強盗傷害事件について、容疑車両が黒色(またはそれに近いメタリック)の日産『セドリック/グロリア』であることを明らかにした。茶髪の若い男が上半身が裸のまま運転していたという目撃情報もあり、警察で調べを進めている。

兵庫県警・東灘署の調べによると、事件が起きたのは3日の午後1時45分ごろだという。神戸市東灘区青木5丁目付近のカゾリンスタンドで、約7000円の給油を行ったクルマが代金を払わずに発進し、逃走を阻止しようとした店長をはねたまま走り去った。

店長はクルマのボンネットにしがみついたが、クルマはその状態で約800mを走行。最後は店長を振り落とし、再度ひいて逃げた。

警察には事件直後からかなりの数の目撃情報が寄せられたが、現時点までに容疑車両を黒色、あるいはそれに近いメタリックカラーの日産セドリックまたはグロリアとほぼ断定。クルマを運転していたのは上半身裸で茶髪の若い男だということもわかった。逃走経路は国道43号線を使ったとみられており、Nシステムなどの分析も合わせて進めているという。

警察では「クルマは若者の間で“VIPカー”と呼ばれているものであり、茶髪の若い男が上半身裸のまま乗っていたというのもひとつの特徴かもしれない。こうしたクルマの所有者に心当たりのある方はぜひ情報を提供してほしい」と呼びかけを行っている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース