3日午後、兵庫県神戸市東灘区内のガソリンスタンドで、給油を終えたクルマが代金を払わずに急発進し、これを制止しようとした57歳の店長がクルマにはねられたうえ、ボンネットにしがみついたまま約800m引きずられるという事件が起きた。店長は全身を強く打つなどして重体。
兵庫県警・東灘署の調べによると、事件が起きたのは3日の午後1時45分ごろだという。神戸市東灘区青木5丁目付近のカゾリンスタンドで、約7000円の給油を行ったクルマが代金を払わないまま急発進し、逃走を試みた。
クルマの近くにいた57歳の店長が両手を広げて制止しようとしたが、クルマを運転していた男はこれを無視。クルマを店長に向けて走らせてはねた上、ボンネットにしがみつく店長をひきずったまま、約800m走行した。
店長はクルマから振り落とされた際に再度はねられ、病院に収容されたが重体。集中治療室で手術などをしているが危険な状態が続いているという。
警察では悪質な強盗傷害事件と断定し、逃げたクルマの行方を追っている。