31年間も無免許運転、追跡した警官に敗北

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宮崎県警は24日、1972年に免許証を失効させたまま、約31年間も無免許運転を続けていたとして延岡市に住む58歳の男を道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕した。男は摘発時にクルマを捨てて逃走するなど、悪質な態度が逮捕のきっかけとなった。

宮崎県警・延岡署の調べによると、この男は24日の午前10時30分ごろ、延岡市桜園町付近の市道交差点に設置されていた一時停止標識を無視して進行したところを延岡署・地域課のパトカーが発見した。

パトカーはこのクルマに停止を求めたが、クルマはそれを無視してスピードを上げたため、パトカーはサイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。

クルマは約150mほど逃走したが、運転していた男はクルマを捨て、その場から走って逃走しようとした。しかし、追跡してきた警察官に取り押さえられ、後の調べで無免許であることが発覚したため現行犯逮捕している。

男の免許証は違反累積で1972年に失効。その後に取り直すこともなく、約31年間を無免許状態で過ごしてきた。男は無免許運転していることは認めたが、逃走したことについては「追いかけられたから逃げた。無免許運転以外にやましいことはしていない」などと供述しているという。

《石田真一》

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