米保健衛生局の調査によると、これまでに「酒あるいはドラッグなどの影響下で運転をしたことがある」アメリカ人は実に1100万人にのぼるという。これは換算すると、21才以上の人口のほぼ20%にあたる。
これは2002年度に行われたドラッグ使用と健康に関する調査結果から割り出されたもので、特に大学生の間でドラッグ使用は増加の傾向にあるという。
いっぽうAPの調査によれば、ドラッグ使用の状態で運転したことがある大学生は18%であるのに対し、同年代で大学に通っていない層では14%。また、26才から49才までの失業者も酒、ドラッグ運転の比率が高いグループだという。
この調査は6万8000人という、こうした調査としては大掛かりな母数で行われており、DUI(酒、ドラッグなどの影響下での運転のこと)に対する罰則が非常に厳しいアメリカでも撲滅はかなり困難なようだ。