日野、中国にディーゼルエンジンの合弁会社を設立

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日野自動車は19日、中国・上海市にディーゼルエンジンの合弁会社を設立する、と発表した。17日付けで、上海市人民政府外国投資工作委員会から認可を取得した。

合弁相手先は、中国の独立系ディーゼルエンジン製造会社、上海柴油機股?有限公司(上海ディーゼル)。日野と上海ディーゼルで50%ずつ出資し、11月中旬に、上海市工業総合開発区に設立する。

合弁会社では、年間生産能力1万5000基の工場を建設し、2004年11月から生産を開始する。まず、排気量10.5リットルの大型トラック・バス用エンジンを生産し、早期に中型エンジンの生産もスタートする予定。

合弁会社では、欧州の排出ガス規制「ユーロ3」に適合した、日野ブランドの環境対応エンジンを生産し、独立系のトラックメーカーに販売する。日野は、中国に、車両の合弁生産会社を設立する計画もあるが、地元のトラックメーカーがすでに乱立している状況。

まずは、これらの独立系トラックメーカーからの需要が急速に拡大すると見こまれる、環境対応エンジンを生産し、本格的な中国進出の足場を築く。

《編集部》

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