構わず乗り込む窃盗犯---乳児が一時不明に

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16日午前、埼玉県岡部町で1歳の女児を乗せたままの乗用車が男に強奪されるという事件が起きた。乗用車は事件発生から1時間後に現場から4km離れた場所で見つかり、女児も無事に保護された。警察では窃盗事件として逃げた男の行方を追っている。

埼玉県警・深谷署の調べによると、事件が発生したのは16日の午前11時40分ごろだという。

岡部町岡の国道17号線沿いにある「道の駅・おかべ」で、29歳の女性が後部座席に設置したチャイルドシートに座る1歳の女児にジュースを与えていたところ、運転席に見知らぬ男が突然乗り込んできた。男は女性にクルマに降りるようにジェスチャーで合図し、女性がクルマから降りるとそのまま急発進して走り去った。

クルマには女児が乗せられたままになっていたことから、女性は慌てて110番通報を行い、警察もこれを受けて窃盗と未成年者略取の容疑で緊急配備を敷き、クルマの捜索を開始した。

クルマは事件発生から約1時間後の午後12時30分ごろ、盗難された現場から4kmほど離れた本庄市内の路上で発見され、女児も無事に保護されている。

警察ではクルマに女性が乗っていることを確認しながらも堂々と乗り込んでいることから、こうした手段での強奪に慣れた男が容疑者である可能性が高いとして、過去に埼玉県内で発生した類似案件のリアトアップを進めている。男は30〜40歳代で、体格の良い大柄なタイプだったという。

《石田真一》

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