「ひいた覚えはない」---警官を殺した男は容疑否認

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愛知県警は16日、職務質問をしようとした警官をクルマではねて死亡させたとして、41歳の男を殺人と公務執行妨害の容疑で逮捕した。

この事件は8月29日に愛知県刈谷市内で発生している。刈谷市東境町にあるコイン洗車場近くに住む人「駐車場内に不審なクルマが止まっており、そのまわりを男がうろついている」といった内容の110番通報が寄せられた。

刈谷署は地域課員5人を現場に急行させ、このうちの2人が職務質問を行うために男の乗ったクルマに近づこうとした。その直後にクルマはバックで急発進。逃走を阻止しようとしたパトカー2台と接触した後、51歳の巡査長に衝突した。クルマは巡査長を約30m引きずって腹部に著しい損傷を追わせた。巡査長は事故から6時間後に死亡している。

警察では逃げたクルマの行方を追っていたが、クルマのナンバーなどから41歳の男が事件に関与していると断定。殺人と公務執行妨害の容疑で全国に指名手配していた。県警では15日深夜にこの男を逮捕、事件当時に同乗していたとみられる28歳の女からも公務執行妨害容疑で事情を聞いている。

調べに対して男は「ひいた覚えなどない」と容疑を否認しているが、逃走したことについては大筋で認めているという。

《石田真一》

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