車外に放出され、クルマの下敷きに……チャイルドシートは?

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15日夜、北海道上磯町の国道228号線の交差点で、直進中のワゴン車の側面部分に右折してきた乗用車が突っ込み、ワゴン車が横転するという事故が起きた。この事故でワゴン車に乗っていた7歳の女児が車外に放出され、倒れてきたワゴン車の下敷きになって死亡している。

北海道警・函館中央署の調べによると、事故が起きたのは15日の午後8時20分ごろだという。上磯町中央2丁目付近の国道228号線の交差点で、29歳の男性が運転するワゴン車が国道を直進しようとしていたところ、対向車線から右折してきた50歳の男が運転する乗用車がワゴン車の側面に突っ込んだ。

この弾みでワゴン車の後部座席に乗っていた7歳の女児が車外に投げ出され、その直後に横転してきたワゴン車の下敷きとなって即死。運転していた男性を含む3人も軽傷を負った。

警察では乗用車を運転していた男を業務上過失致死の現行犯で逮捕したが、取り調べに対して男は「ワゴン車の存在に気がつかなかった」と話しているという。警察では男が前方を確認せず、漫然と右折しようとしたことが事故の原因ではないかとみている。

また、死亡した女児もチャイルドシートに着席しなかったとみられており、ワゴン車を運転していた男性からも事情を聞いている。

《石田真一》

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