キタキツネが飛び出す? それとも…?

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7日未明、北海道当別町内の道道で、19歳の男性が運転するクルマが飛び出してきたキタキツネを避けようとした際、ガードレールの隙間から当別川に転落した。この事故で乗っていた5人のうち、2人が自力で脱出することができず、死亡している。

北海道警・(札幌)北署の調べによると、事故が起きたのは7日の午前0時25分ごろだという。当別町青山付近の道道を走っていた乗用車が道路左側のガードレールに接触後、対向車線に逸脱した。クルマはそのまま走り続け、橋の手前にあるガードレールの隙間も通り抜け、約10m下の当別川に転落した。

クルマには運転していた19歳の男性を含む5人が乗っていたが、2人が自力での脱出に失敗。遺体で発見された。死因は1人が転落時に頭を強打したものとみられ、もう1人は溺死だった。

警察では生存した3人から事情を聞いているが、当時このクルマを運転していたと主張する男性は「飛び出してきたキタキツネを避けようとしてハンドル操作を誤った」と供述。事故が偶発的に起きたとした。

だが、生存した3人の供述の細部はそれぞれに違い、あいまいであることや、運転していた男性を除く4人は飲酒をしていた可能性が高いことから、別の人物が飲酒運転を行い、事故に至った可能性も視野に入れた捜査を進めていくとしている。

《石田真一》

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