燃えるバスから13人が脱出---1時間で全焼

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24日午前、北海道足寄町内の国道241号線で、センターラインをオーバーしてきたバイクと大型観光バスが正面衝突する事故を起こした。バイクの燃料タンクに引火したことで路外に転落していたバスにも燃え広がり、1時間ほどで全焼する被害を出した。この事故でバイクを運転していた54歳の男性が死亡したが、バスの乗客12人にケガは無かった。

北海道警・本別署の調べによると、事故が起きたのは24日の午前8時25分ごろだという。足寄町茂足寄付近の国道241号線で、54歳の男性が運転するバイクがセンターラインをオーバーして対向車線側に進入し、13人の乗った大型観光バスと正面衝突した。

さらに2台目のバイクが同様に向かってきたため、バスを運転していた34歳の運転手が急ハンドルを切ったところ路外に転落した。転倒したバイクは燃料タンクを破損しており、摩擦などで生じた火花がこれに引火。5分後にはバス全体に燃え広がった。

バスの乗客12人は後部にある非常口を使って避難。残った運転手が消火器を使って火を消そうとしたが、そのまま炎上を続け、1時間ほどで全焼したという。

この事故でバスに正面衝突したバイクを運転していた54歳の男性が死亡、バスの運転手が軽度のやけどを負い、後続のバイクの運転者も軽傷を負った。

現場は片側一車線の緩いカーブで、警察ではバイクの男性が路上に落ちていた物を避けようと対向車線側にはみ出たことが事故の原因とみている。

《石田真一》

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