ひったくり犯が転倒させた女性、意識不明の重体

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4日夜、埼玉県春日部市でひったくりの被害に遭った際、自転車に乗ったまま転倒した33歳の女性が意識不明の重体になるという事件が起きた。警察では犯人が荷物をひったくろうとした際に容疑車両と接触したか、バッグを盗まれた弾みに転倒したとみて、強盗致傷容疑で捜査を進めている。

埼玉県警・春日部署の調べによると、事件が起きたのは4日の午後9時20分ごろだという。春日部市本田町2丁目付近に住む住民が外で何かが倒れる音と、女性の悲鳴が聞こえたことに気づいて表に出たところ、路上に自転車が倒れており、近くに33歳の女性がうずくまっていた。

周囲には女性の持っていたと思われる荷物が散乱しており、駆けつけた住民に対して「ひったくりに襲われた」と女性が告げたため、110番通報した。

警察官が駆けつけた際には女性の意識はハッキリとしていたが、言動に不明瞭な点が多く、転倒した際に頭を強打した可能性が高いことから警察官が救急車を要請。女性は病院に収容されたが、直後に意識不明の状態に陥った。

女性は警察官に対して「後から近づいてきた男にバッグを奪われた」と話しており、警察ではひったくり犯が車両を使って犯行に及んだ際、女性を転倒させたものとみて強盗致傷容疑で犯人の行方を追っている。現場の痕跡などから、容疑車両はバイクの可能性が高いとみられている。

《石田真一》

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