暴走族を「くだらない」と言われ、逆上

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青森県警は30日、同級生を含む高校生4人に執拗な暴行を加え、重軽傷を負わせたとして、黒石市内を拠点に活動する暴走族メンバーの少年7人を傷害容疑で逮捕したことを明らかにした。7人は「自分たちの活動がくだらないと言われ、腹が立ってやった」と容疑を大筋で認める供述をしているようだ。

青森県警・黒石署の調べによると、逮捕された7人は今年6月25日の午後4時ごろ、黒石市内の駐車場に15歳の高校生4人を呼び出し、鉄パイプなどで殴打する暴行を加えた疑いが持たれている。4人のうち3人は全治1週間程度の軽傷で済んだが、執拗に殴打され続けた1人は左足の骨を折る全治2カ月の重傷を負っている。

被害者4人は警察に対して「中学時代の同級生が暴走族に入ったと聞き、くだらないことしているんじゃないと言ったら呼び出された」などと証言していることから、黒石市内を活動拠点とする暴走族グループが犯行に関与したと判断。同グループに対する内偵捜査を続けていたが、このグループに所属する15〜18歳のメンバー7人が犯行に関与したことはほぼ間違いないとして、30日までに傷害容疑で逮捕した。

取り調べに対し、7人は大筋で容疑を認めており、このうち中心的な役割を果たしたとされる少年は「歴史あるグループなのに、その活動を“くだらない”の一言で片付けたことが許せなかった。グループの存在をバカにされたようで腹が立ってやった」と供述している。

歴史あるとは言うものの、警察の記録では結成から4年目であり、県内で活動が確認されているグループとしては比較的新しい方だという。

《石田真一》

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