トヨタ、ロシアでの生産も視野

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トヨタ自動車は、昨年から本格販売に着手したロシアでの事業展開について、将来は現地生産も視野に入れていく。同社は、モスクワにディストリビューターを設立、西ロシア地区での販売を行っており、昨年は約8000台の実績をあげた。今年は2倍強の1万7000台に拡大する見通しという。

22日、東京で張富士夫社長とともに記者会見した白水宏典副社長は、「現時点では部品(産業)が育っていないので、生産は時期尚早」としたものの「市場の発展が速いので、どこかの時点で検討が必要になろう」と述べた。

トヨタは、ポーランドで2002年からミッションの生産を行っているほか、05年からは同国でエンジン工場も稼働させる。ロシアでの現地生産に際しては、こうした東欧の生産拠点との連動も図られる見通しだ。

《池原照雄》

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