日本GM(ゼネラルモーターズ)は、日本自動車工業会から9月30日付けで退会すると発表した。10月からは会費の少ない会友として自工会にとどまる。
日本GMは2、スズキに委託生産しているシボレー『クルーズ』を名目に2002年に外資系企業として初めて自工会に入会した。しかし、クルーズの販売が低迷、オペルやサーブなど日本GM取扱い車も販売が低迷して業績が悪化していた。このため、高額な会費がネックで、自工会からの退会を検討していた。
ただ、日本GMは自工会にとどまり、影響力を行使したい意向があり、自工会としてもGMとのパイプを確保するため、日本GMにとどまることを要望していたことから、双方で交渉して、会費が安く、資格も制限される会友という制度を新設することで合意した。
日本GMは自工会入会から2年を経たずに事実上退会となる。