今度は6.7kgの石がトラック直撃!! アルミパネルを貫通

自動車 社会 社会

18日未明、神奈川県内の東名高速上り線を走っていたトラックを狙い、何者が陸橋から重さ6.7kgの石を投げ下ろすという事故が起きた。石はトラックの荷台を直撃。後に気づいたドライバーが警察に被害届けを出した。警察では悪質な器物損壊事件と断定し、石が落ちてきた場所などを調べている。

神奈川県警・瀬谷署の調べによると、事件が起きたのは18日の午前4時20分ごろとみられる。横浜市瀬谷区五貫目町付近の東名高速道路上り線をトラックで走行していた21歳の男性ドライバーが、後方から響く「ドカン」という鈍い音に気づいた。男性はその音に異常を感じたが、トラック自体のコントロールに問題を生じていなかったため、配送先がある千葉県に直行した。

男性が配送先で荷降ろしを行っていたところ、積荷の中から直径20cm、重さ6.7kgの大きな石が見つかった。アルミ製パネルが張られた天井部分にも大きな穴が開いており、何者かがトラックを狙って投げ込んだ可能性が濃厚となった。

男性は異音がした際、とっさにキロポスト表示を確認しており、現場を管轄する神奈川県警・瀬谷署に電話を掛け、被害届けを提出した。

東名高速では今月7日、静岡県長泉町内の東名高速下り線を走行中の乗用車に、高速道路と交差する陸橋から重さ3.6kgの石が投げ込まれ、運転席を直撃。助手席に乗っていた男性が一時意識不明になるという悪質な事件があったばかり。

今回はそれよりも重い石が投げ込まれていたということになり、運転席を直撃した場合には重大な結果を招きかねないというものだった。

石は東名高速と並行する一般道から投げ込んだものとみられ、警察では現場付近を検証して犯人の痕跡が残されていないかを探る方針。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース