16日午後、大阪府門真市内のの市道交差点で、大塚府警・門真署に所属する44歳巡査長が運転するパトカーが、市内の小学校に通う3年生女児の自転車と接触する事故が起きた。幸いにも女児にケガは無かったが、この巡査長は今年4月にも同様の事故を起こし、その際には小学1年生の男児に骨折の重傷を負わせていることが後に判明した。門真署では事故発生の原因や、この巡査長の運転適正なども含め、今後も捜査を続けていくとしている。
大阪府警・門真署の調べによると、事故が起きたのは16日の午後2時25分ごろだという。門真市常盤町付近の市道交差点で、行方不明者の捜索を行っていた門真署・地域課のパトカーと、小学校3年生の女児が乗る自転車が出会い頭に接触した。
現場は見通しの悪い交差点で、パトカーを運転していた巡査長は交差点手前で一時停止した後、微速で左折したが、この際に直進してきた自転車と接触している。幸いにも女児にケガはなく、パトカーのバンパーに擦過痕が残る程度の被害だった。
門真署によると、この巡査長は今年4月にもパトカーを運転中に小学生の乗る自転車と接触する事故を起こしており、その際には自転車が転倒。自転車に乗っていた小学校1年生の男児が肩の骨を折る重傷を負っている。同署ではこの際にも「パトカーの安全確認に怠りがあった可能性もある」として巡査長に指導しているが、今回は軽微な結果だったとはいえわずか3カ月で同様の事故を再発させてしまった。
取り調べでこの巡査長は「もう少し慎重に確認すれば良かったかもしれない」と、深く反省してる様子だというが、同署は事態を府警本部に連絡。今後はこの巡査長の運転適正なども調べた上で何らかの処分を実施する方向で検討しているという。