広島県警は10日、盗んだ原付バイクを乗り回し、市内の小中学校の壁面にスプレーによるいたずら書きを繰り返していたとして、大竹市内に住む13歳から15歳の少年5人を窃盗と建造物損壊、器物損壊、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕したことを明らかにした。リーダー格とされる15歳の少年は「自分らは暴走族グループだ」と名乗っており、警察で事実関係を調べている。
広島県警・大竹署の調べによると、この少年らは今年4月上旬、「自分たちの暴走族グループを作る」と決意。大竹市内で原付バイク4台を盗み、深夜などにバイクを乗り回した上、市内の小中学校の壁面に自分たちのグループ名をスプレーで落書きした疑いがもたれている。さらに、これだけではアピールが足りないと知ると、今度は建物のガラスを破壊。その横に犯行声明のように「XX参上!!」と書いていた。
逮捕されたメンバーのうち、リーダー格とされる15歳の少年は「自分たちの暴走族グループをアピールしたかった」と供述。自分たちのやってきた行為について反省をしている様子がみられないが、他の4人は「悪いことをした」などと反省しているという。
警察では逮捕した5人を追及し、面倒見などの後ろ盾が無いかを調べるとしている。