車線変更を巡るトラブルで暴行---サイフまで奪われる

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7日午後、大阪府吹田市内の府道で、車線変更を巡って2台のクルマのドライバー同士で乱闘となる騒ぎがあり、このうちの1人が鼻の骨を折られ、さらには現金を奪われるトラブルになった。警察では強盗致傷事件と断定し、逃げた男たちの行方を追っている。

大阪府警・吹田署の調べによると、事件が起きたのは7日の午後3時30分ごろだという。吹田市藤白台付近の府道で、「男性が3人組の男から暴行を受けている」との通報が通行中の別のドライバーから寄せられた。

警察官が現場に急行すると、37歳の男性が鼻の骨を折られた状態で倒れており、後に現金2万7000円ほどが入った財布が盗まれていることもわかった。男性は病院に収容されたが、全治1カ月の重傷。

男性の供述によると、現場付近を走っていた際、前方で工事が行われていたために車線変更を行ったところ、後方を走っていたクルマがクラクションを鳴らしながら男性のクルマを猛追。工事区間終了地点を過ぎたところで再び抜き返し、前方で停止したという。男性がクルマから下りると「何で急に割り込むんや? どうして俺のクルマの前に入るんや!?」などと言いがかりをつけながら、3人全員が殴りかかってきたという。

警察では強盗致傷事件と断定し、男性に暴行を行ったうえ、現場から黒っぽいクルマで逃走した30歳前後とみられる3人の男の行方を追っている。犯行が行われた時間は交通量が比較的多かったが、警察に名乗り出る目撃者の数は少なく、捜査は難航しそうだ。

《石田真一》

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