2週連続開催となったフランスGPは前戦同様、ウィリアムズが圧倒的な速さで2戦連続1-2フィニッシュを決めた。
ヨーロッパGPでの勢いをそのまま持ち込んだウィリアムズは予選でもラルフ・シューマッハがポールを獲得。ファン・モントーヤと共にフロントロウを独占。スタートを無事に制したウィリアムズ勢はライバル達が次々とアクシデントなどに見舞われるなか、チームメートを相手にレースを戦う状態に。最後はラルフがモントーヤを引き離して2連勝を飾ったが、途中は2台のウィリアムズによるテール・トゥ・ノーズの白熱した戦いが展開された。
これで兄に11ポイント差、キミ・ライコネンに3ポイント差に接近。コンストラクターズポイントでもわずか3ポイント差とフェラーリに肉迫した。3位にはスタートでキミ・ライコネンに抜かれるなどマクラーレン勢に苦しめられたミハエル・シューマッハが入り、ポイントランキングのトップを死守。ライコネンが4位。表彰台圏内を走行していたデイビッド・クルサードは給油時にトラブルのため5位が精一杯。
日本勢としては、トヨタのオリビエ・パニスが地元の観衆を前に意地を見せ、8位で1ポイントを獲得。クリスチアーノ・ダ・マッタは11位完走を果たした。一方のB・A・R・ホンダはジャック・ビルヌーブが9位、ジェンソン・バトンがリタイアといいところがなかった。
