日産自動車は、スペインの生産拠点、日産モトール・イベリカに、新機種追加と新型ディーゼルエンジン生産のため、新たに4億ユーロ=約540億円を投資すると、発表した。
四輪駆動の新型SUV(スポーツユーティリティビークル)と、ピックアップトラックを2005年から合計8万台生産するほか、これら2機種に搭載する排気量2.5リットルのコモンレールディーゼルエンジンを生産する。
新型車2車種は、バルセロナにある乗用車組み立て工場であるソナフランカ工場で生産する。新型SUVは、米国向け『パスファインダー』をベースに、欧州向けにデザインを変更した新型車となる見通し。
欧州向けのピックアップトラックは、これまで日産車体が生産し輸出していたが、スペイン製に切り替わることになる。ソナフランカへの新規投資を機に、ディーゼルエンジンを生産するクアトロビエントス工場は2006年半ばにも閉鎖する。