民主党が次期衆院選の公約として打ち出した「高速道路無料案」に国民の関心が集まっている。同党には有権者からの問い合わせが相次ぎ、党関係者は「高い通行料に対する国民の不満をうかがわせる」とホクホク顔だ。
年間3兆円近い料金収入の穴埋めには、「自動車保有税」などの新税や国債で埋める方針だ。「不況のさなかで新税を打ち出すのは難しい」というもっとも指摘もあるが、世界でも飛び抜けて高い高速道路料金にドライバーの不満が高まっていることも確か。
公約が人気を集めて衆院選で民主党が躍進するようなことになれば、自民党のなかでも道路族らに対する目が厳しくなりそうだ。