殺虫剤スプレー7000本に引火---衝突事故が大惨事に

26日午前、愛知県名古屋市中区で、35歳の男性が運転するトラックと、38歳の男性が運転するワゴン車が出会い頭に衝突した。この事故でトラックは横転、路上に散乱した積荷の殺虫剤のスプレー缶に引火し、一時は数十メートルの炎が上がる騒ぎとなった。

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26日午前、愛知県名古屋市中区で、35歳の男性が運転するトラックと、38歳の男性が運転するワゴン車が出会い頭に衝突した。この事故でトラックは横転、路上に散乱した積荷の殺虫剤のスプレー缶に引火し、一時は数十メートルの炎が上がる騒ぎとなった。

愛知県警・中署の調べによると、事故が起きたのは26日の午前6時ごろだという。中区錦3丁目の栄交差点で、トラックとワゴン車が出会い頭に衝突。衝突の弾みで双方のクルマが交差点のほぼ中央部分で横転した。

トラックの運転手は自力で脱出したが、積荷の殺虫剤スプレー缶7000本に次々と引火。周辺のビルではスプレー缶破裂の衝撃などで建物のガラスが割れ、熱気が室内に侵入したことからスプリンクラーが自動的に作動するなどして、デパートの商品や銀行のATMが水浸しになるという二次被害も出た。

スプレー缶が熱せられて次々と誘爆するために消火作業にも手間取り、現場付近の道路は7時間30分に渡って閉鎖。スプレー缶は衝突現場から最大で50m近くも飛ばされており、周囲は爆撃されたかのような様相だったという。事故当時は早朝で交通量も少なく、歩行者もほとんどいなかったが、時間帯によっては大惨事に発展していた可能性もあった。

警察ではどちらかの運転手が赤信号を無視して交差点に進入したことが事故原因につながったとみているが、ワゴン車の運転手は事故から4時間後に死亡しており、トラックの運転手も大惨事を目の当たりにしたショックで気が動転し、聴取できない状況にある。

現場は名古屋市の中心部で、高級デパートが立ち並ぶ一角。しかし、事故の影響で営業を見合わせた店舗が多く、明日の営業休止も検討するテナントも多数あるようだ。
《石田真一》

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