三菱重工業は、日産自動車と共同開発した新型フォークリフト『グリンディア』を、今月下旬から発売する、と発表した。日本のほかシンガポール、マレーシアなどで販売する。三菱重工と日産は2000年にフォークリフトの製造事業で提携。今回が初の共同開発製品となる。
三菱重工と日産は、これまでも部品の共同調達や製品の相互OEM(相手先ブランドによる生産)を行ってきた。今回、その関係を発展させる形で、共同開発モデルを投入することになった。
新製品は、荷役性能が1〜3.5トンの小型車で、電子制御ガソリンエンジン車、ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の3タイプ・全56機種をラインアップした。日産の乗用車技術を駆使した電子制御ガソリンエンジン搭載車は、NOx(窒素酸化物)やCO(一酸化炭素)を従来にくらべ90%カットし、乗用車並みの排ガス性能を確保した。