バイクといっしょにライダーも転落! 目撃者の機転が

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13日午前、兵庫県明石市内の県道で30歳の女性が運転するクルマと、20歳の男性が乗った原付バイクが衝突するという事故が起きた。

バイクは衝突の弾みで橋から転落。乗っていた男性ごと川に落ちて流されたが、事故を目撃した人が救助した。男性は一時意識不明に陥っていたが、左足の骨折のみで命に別状はないという。

調べによると、事故が起きたのは13日の午前9時50分ごろだという。明石市大久保町谷八木の県道交差点で、右折しようとしていたバイクが衝突した。男性は原付ごと八木川に落ち、朝からの雨で増水していた水流に巻き込まれてそのまま押し流されていった。

事故の当事者や後続車のドライバーが呆然と立ちすくむ中、衝突音に気づいて駆けつけた近くの工場に勤務する47歳の男性が流される被害者を発見。そのまま川に飛び込むなどして被害者の体を確保し、後から駆けつけた同僚がロープで男性と被害者の体を縛って路上に引き上げた。

被害者はかなりの水を飲んでおり、一時は意識不明で危険な状態だったが、人工呼吸などを実施した結果として意識を回復。病院に収容されたが命に別条は無く、衝突時に折った左足のケガのみで済んだという。

バイクが落ちた川は普段の水深は50cm程度と浅いが、この日は未明に降った大雨の影響で2m近くにまで増水していたという。

兵庫県警では「非常に適切に救助が行われた。引き上げられた際に意識が無かったことを考えれば、救助が遅れていた場合には死亡していた可能性も高かった」とコメントし、救助作業に加わった4人の男性を絶賛している。

《石田真一》

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