ダイムラー・クライスラー日本は20日、96年8月から今年3月までに輸入したクライスラー『ボイジャー』『グランドボイジャー』、8762台に不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。ただ、その内容は、「電動格納式ミラーの格納時におけるドア開閉に関する注意ラベルが側面ガラスの後端下部に貼付されているため、運転者の視界を妨げるおそれがある」というもの。
全車両、問題のある注意ラベルをはがし、新たなラベルをスライディングドア前端に貼り直すという。たかがステッカーとは言え、とんだ手間となってしまった。しかし、国土交通省も「運転者の視界を妨げる」とはいかにも大げさ。それより、前面ガラスに金属板やスモークフィルムを貼って爆走しているダンプや乗用車の取り締まりに力を入れてもらいたいものだ。