【三菱『グランディス』発表】ライバルはズバリなんですか? ……なし!

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【三菱『グランディス』発表】ライバルはズバリなんですか? ……なし!
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日本だけではなく、ミニバンを作る世界の自動車メーカーがベンチマーク(指標)としているクルマがある。大型タイプではクライスラーの『ボイジャー』、中型タイプではホンダ『オデッセイ』だ。新型『グランディス』が目指したのは後者と思われるのだが、実際はどうなのだろうか。

グランディスの開発責任者である露峯登SPLは「販売上のライバルはオデッセイということになるだろうが、クルマとしては今のオデッセイを目指しても仕方がない」と語る。同車はすでにモデル末期のクルマであり、今となっては比べる意味は無いという。

「オデッセイであれ、日産の『プレサージュ』であれ、今年はグランディスと同クラスのミニバンがいろいろと出てくる予定がある。その中でグランディスが目指したのは現時点でニ歩先を行く先進性ですね。これらのクルマが出てきたとき、グランディスにどこまで肉薄しているのかということは気になるが、既存の同クラスをライバル視するのはどうなんでしょう」

販売上のライバルという点でみると、今は本当に難しいと露峯SPLは言う。ミニバンのカテゴリはさらに細分化が進み、1.8リットルから2.0リットルのエンジンを搭載するクラス、2.2リットルから2.4リツトルのエンジンを搭載するクラス、それ以上の排気量を持つクラスと、大雑把に分けても3クラスある。

「トヨタには『ウィッシュ』に『イプサム』があって、さらには『エスティマ』、それを超えて『アルファード』と非常に小刻みなラインナップですよね。これはミニバンの全カテゴリを制覇しようという考えではなく、全ジャンル用意しないと気が済まない、安心できないということだと思うんです。ミニバンで商売することはそれぐらい難しい」と説明する。

トヨタのラインナップでグランディスと肩を並べるのはイプサムだが、装備面ではイプサムを確実に上回っており、エスティマをも射程圏に置く。しかし、エスティマvsグランディスでは車体高に違いがあって、直接の敵とは成り得ない。となれば新型オデッセイの登場までライバル不在ということにもなる。

《石田真一》

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