偽装された首都高回数券を換金しようとしたのはだれ?

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警視庁は14日、東京都中央区の金券ショップに首都高速の偽造回数券200枚を換金目的で持ち込んだとして、31歳の男を偽造有価証券行使と詐欺未遂の現行犯で逮捕していたことを明らかにした。この男、神奈川県内にある別の金券ショップの従業員であることが後に判明している。

警視庁・中央署の調べによると、この男は12日の午前10時ごろ、中央区内の金券ショップに偽造された首都高速・東京線の回数券(額面700円)50枚を持ち込んで換金しようとした疑いがもたれている。

この偽造券は旧デザイン券で、精巧に作られているものの、慣れた人間がよく見るとすぐに偽造券とわかるものだった。男の持ち込んだ券は店員に偽造券であることが見破られ、通報によって駆けつけた警察官に偽造有価証券行使と詐欺未遂の現行犯で逮捕された。

ところが調べを進めていくうち、この男が神奈川県藤沢市にある別の金券ショップ従業員であることが判明した。男は今月6日、自分の店を訪れた男から回数券200枚を買い取ったが、買い取り後にこれが偽造券であることに気がついた。

男は支払った金額を穴埋めしようと別の金券ショップで換金することを思い立ち、開店直後の店が混雑する時間帯を狙い、偽造券であることを見抜けなさそうなアルバイト店員にターゲットを定めて換金を依頼していた。発覚したのは最初にチャレンジした店だったが、成功した際には違う店で50枚ずつ換金し、穴埋めをしようと思ったと供述している。

警察では「自分が偽造であるということ気がついたなら、同業者だって偽造であることに気がつくという考えにはなぜ至らなかったのか」と首を傾げている。
《石田真一》

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