トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)は7日、2005年に欧州市場向けの小型乗用車の生産開始に向けて新工場の建設用地であるチェコ共和国コリン市で、棟上げ式を実施した。式には政府の代表者、多数の来賓が出席した。
TPCAの榎本真丈社長は、2005年の生産開始に向けて準備が円滑に進んでいると強調、「TPCAが近い将来、チェコの良き企業市民になることを願っている」と挨拶した。
新工場では、2002年4月の鍬入れ式以来、順調に工場建設が進められており、現在はサプライヤーの選定や地元の人材採用を行っている。工場では新規雇用として3000人を採用する計画で、2直で年間30万台の小型車を生産する計画で、投資額は研究開発投資を含めて約15億ユーロ。