CCCインフォメーションサービスの発表によると、昨年1年間にアメリカ国内でもっとも多く盗難にあった車はトヨタ『カムリ』で、過去5年のうち4年トップとなった。もっとも被害にあったのは1989年モデルのカムリで、続く2位は1991年モデルのカムリ。
毎年こうした調査結果が発表されるが、トップはベストセラーカーであるカムリまたはホンダ『アコード』で、2002年の結果ではトップ25のうちこの2つのモデルが20を占めている。
アメリカ車でトップ25に入っているのは1994年モデルのシボレー『C1500』、1997年モデルのフォード『F150』、2001年モデルのフォードF150、1997年モデルのシボレーC1500の4モデルのみ。
狙われるカムリの年式が古いのは、中古市場に流れる部品狙いが多いためで、日本車が丈夫で長もちする証拠でもある。メーカーにとってはあまり有り難くない記録ではあるが、人気のバロメーターのひとつでもある。
CCCインフォメーションサービスはシカゴに本拠を置き、保険や修理業界に情報システムやインターネット技術を提供する会社。