昨夏に惨事が起きた場所で再び事故が---東名阪自動車道で多重衝突

自動車 社会 社会

21日早朝、三重県鈴鹿市内の東名阪自動車道・下り線で、渋滞中の車列に大型トラックが突っ込み、合計7台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で車列最後部のクルマに乗っていた1人が死亡している。7台合計の重軽傷者は10人だった。

三重県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは21日の午前6時25分ごろだったという。鈴鹿市伊船町の東名阪自動車道下り線、鈴鹿インターチェンジ(IC)料金所付近で、渋滞のために止まっていた車列に後方から来た大型トラックが追突。合計7台が関係する多重衝突事故となった。この事故で車列最後部のクルマに乗っていた6人のうち、86歳の女性が死亡。他の5人が重軽傷を負った。また、その前方のクルマでも計5人が負傷している。

警察では追突してきた大型トラックを運転していた23歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕し、1人の死亡が確認された後は同致死容疑に切り替えて調べを進めている。事情聴取の際、男は「前をよく見ておらず、ブレーキを踏むのが遅れた」などと供述しているという。

現場は鈴鹿ICから約800mの地点。昨年8月に11人が死傷した多重衝突事故の発生地点とほぼ同じ位置になる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース