落石による事故か、故意による投石か---静岡で連続13件のガラス破壊事件

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16日未明、静岡県清水市から静岡市、藤枝市、島田市の国道1号線(静清バイパス)・上り線の約40km区間でトラックや乗用車の窓ガラスが割れる被害が相次いだ。当初は路上に落ちた石によるものと思われたが、後の調べで下り線側から何者かによって故意に投げられた石で割られた可能性が高まった。

静岡県警の調べによると、被害を知らせる通報は16日午前0時ごろから0時30分ぐらいにかけて集中した。内容はいずれもほぼ共通のもので「クルマにこぶし大の石が飛んできてフロントガラスが割れた」というもの。他には積荷に被害を受けたという通報が何件か寄せられた。

警察は当初、ダンプカーなどが路上に落とした石を前を走るクルマが跳ね上げ、それが後続車のガラスに当たったものと考えていたが、被害がおよそ40kmの区間で散発的に13件発生し、下り線側のフロントガラスなどが破壊されていることから、何者かが下り線側から投石した可能性もあるとして被疑者不詳のまま器物損壊容疑でも捜査を始めた。

また、清水署は通報があった現場近くでこぶし大のコンクリート片3個を発見し、これが投げられたものとみて鑑定を進めている。

《石田真一》

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