26日未明、熊本県玉名郡南関町内の九州自動車道下り線で、追い越し車線を逆走してきたワゴン車がトラック2台と相次いで衝突。ワゴン車は2度の衝突で大破したが、運転していた男性は頭に全治3週間ほどのケガを負ったのみで一命を取り留めた。
熊本県警・高速隊の調べによると、事故が起きたのは26日の午前4時20分ごろだという。南関町関外目付近の九州自動車道下り線で追い越し車線を走ってきたワゴン車が対向してきた普通トラックの左前部に衝突。弾みで走行車線側に押し出され、今度は別のトラックに衝突し、そのまま大破した。ワゴン車と衝突した2台のトラックも避けようと急ハンドルを扱ったために横転。そこに別のトラックが接触するという多重衝突事故となった。
この事故でワゴン車を運転していた30歳の男性が頭を強く打つケガを負ったものの、全治3週間程度のケガを負ったのみで一命は取り留めた。逆走したワゴン車と衝突したトラックの運転手も軽傷を負っている。
ワゴン車は福岡県の大宰府インターチェンジから高速道路に進入したことはわかっているが、なぜ逆走をしていたのかはわかっていない。警察では男性のケガの回復を待ち、逆走に至った経緯などを聞く方針。