トヨタ自動車系の商社、豊田通商と経営再建中のトーメンは、合併する方向で検討に入ったことが明らかになった。合併すれば、日商岩井・ニチメン連合に次ぐ、業界7位の商社が誕生する。
経営悪化していたトーメンは昨年12月、トヨタグループから増資を受けて豊田通商と経営統合を目指すことで、トヨタと合意していた。当初は共同持ち株会社による経営統合を視野に入れていたが、経営効率の面から合併の方が得策と判断した。
合併した場合、豊田通商がトーメンを吸収する形になり、国内で初めて専門商社が総合商社を吸収することになる。ただし、合併はトーメンが大量の人員削減などを行った後の2005年ごろになる見込み。
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