ダカールラリー(正式名称テレフォニカ・ダカール2003/通称パリダカ)は1月15日、エジプトのシワ−ダハラ間657km(うちSS=競技区間569km)を行い、“三菱軍団”は総合で悠々とトップ5をキープしている。
総合順位ではステファン・ペテランセル(三菱)が2位の増岡浩(三菱)を25分50秒リードしてトップ、増岡のパリダカ2連覇は困難になったとの見方が大勢だが、三菱の圧勝は確実だろう。
「今日は三菱の休養日じゃないのか?」と笑ったのは主催者ASO報道担当。ペテランセルと増岡は、それぞれ5、6番手の区間タイム。区間トップはバタネン(日産)、2位にリュック・アルファン(BMW)、3位にジニール・ドゥビリエ(日産)。そして4位が三菱勢では区間最上位、しかし総合順位でしんがりのカルロス・スーザだったから、この発言も仕方がない。
バタネンはパリダカで47回目のトップタイムをマークした。今大会では2度目で、三菱以外で区間トップを記録したのは今のところバタネンだけである。
■15日、第13レグ終了時総合成績
マルセイユから6414キロ走破
シャルムエルシェイクまであと2162km
1:S. ペテランセル/三菱パジェロエボリューション(2)
35時間57分10秒
2:増岡浩/三菱パジェロエボリューション(2)
25分50秒
3:J-P. フォントネ/三菱パジェロ(2)
2時間29分33秒
24:浅賀敏則/トヨタ・ランドクルーザー(1)
15時間56分05秒
46:尾上茂/スズキ・エスクード(2)
28時間53分45秒
1位のタイムは第2レグSS2からのSS合計所要時間とペナルティの合計、2位以下のタイムはトップとの差、(1)=プロダクション部門、(2)スーパープロダクション部門
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