韓国人は「世界一」という言葉を世界で最も好むといえる。自国の世界一はもちろんだが、他国の世界一を見るのも買うのも好き。今回のソウルショーには「世界最高速の日本製自動車」を招いている。
それが慶應義塾大学の清水浩教授の研究チームが開発した8輪の電気自動車『KAZ』だ。440kWという途方もないパワーで走り、311km/hという電気自動車の世界最高速度をマークしている。今回の出展に合わせてボディーカラーも変更。フロントデザインも一部変更するなどしている。
環境には非常に優しいゼロエミッションの電気自動車だが、閑古鳥が鳴いていた他の環境技術(トヨタ、ヒュンダイ)と比べ、こちらは大盛況。最もブース来場者の興味はゼロエミッションではなく、KAZの強烈なスタイリングに集中していた。