『コルト』の1.3リットルモデルは、10・15モード燃費で20km/リットルを達成している。ライバル車と比較してみると、ホンダ『フィット』1.3は23km/リットル、トヨタ『ヴィッツ』1.3ATは18km/リットル。ライバルよりひとまわり大柄なコルトとしては、あくまで目安の数値とはいえ、なかなかの燃費性能だ。
これを達成したエンジンは、『ミラージュ』などに使われていた4気筒。GDIヘッドではなく、通常のマルチポイントインジェクションを備える。これに吸気側可変バルタイと、長い吸気管を装備した。
「中低速トルクを得るために、長めの吸気管を使いました。またCVTと組み合わせることで、2000rpmくらいの燃費効率のいい回転域を狙って使うようになっています」と乗用車開発本部 性能開発の出井龍哉氏は説明する。
CVTは『ランサーセディア』のものを流用した。コスト・重量ともトルコン4ATと変わらないとのことだ。
また、最近のトレンドである大量EGRについては、「最大で20%ほど使っています。NOx対策という面もありますが、やはりポンピングロス低減による燃費削減効果を狙っています」。
大量EGRとCVTの組み合わせで燃費を良くするという方法はフィットと共通だ。今後のトレンドとなると考えられる。
そして、フィットを凌駕しているのが排ガス対策。全車で★★★(平成12年度排出ガス基準から75%低減)を達成している。燃費と排ガスの両立は簡単ではないはずだが、「マニホールド触媒を使っているのが大きいです」とのこと。これは、マフラーの集合部分より前に、4 in 2の時点でそれぞれに触媒を持つもの。触媒が温まるのが早く、★★★へのハードルとされる始動直後の排出ガス低減に効果的だ。
このようにコルトは、既存のコンポーネントを使いながらも狙った性能をきっちり達成してきている。燃費と排ガスの両立については、スペック上ではライバル達を一歩リードしたといえるだろう。
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