【三菱『コルト』誕生】嫌味でない高級感---ちょっとだけ贅沢がポイント

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【三菱『コルト』誕生】嫌味でない高級感---ちょっとだけ贅沢がポイント
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「ワンモーションフォルム」を掲げ、流れるような曲面でエクステリアを表現した三菱『コルト』だが、内装面での特長はどこなのだろうか。これについてデザインプロジェクトマネージャーの大塚弘明さんは「嫌味ではない高級感」と答える。「色もそうなのですが、ライバル車と比較した場合、ワンランク上の質感を表現しています」という。

コルトにはブルーイッシュグレーを基調に、ダークグレーを配した2トーンのクール内装(標準設定)と、ブラウンとベージュを基調としたウォーム内装(オプション)の二つが用意されている。いずれも派手な感じではなく、しっとりとした上品な雰囲気を醸し出すことを主眼に置いている。内部では「クールを男性向き、ウォームを女性向き」とするが、ウォーム内装はすっきりとしたデザインと相まって、これまでの国産コンパクトカーにはない質感と高級感を合わせ持つ。実車を見た感じでも、クール内装はありきたりという印象が強いが、ウォーム内装はたしかにワンランク上という気がする。

「デザイナーチームとしてもコルトにはウォーム内装がお勧めです。この内装色にしか設定されないフロントベンチシートには座面下部を収納ボックスとして使える“ユースフルシート”という新しい提案をしてあります。カスタマー・フリー・チョイスでは多少お金が必要ですが、コンパクトカーらしくない高級感を満喫できます」と説明する。

コルトがターゲットとするのは「団塊ジュニア」と呼ばれる20−30歳代の男女と、そして「子供が買ったクルマをちょっと利用する」といった50歳代の男女だ。クール内装はユーザーを選ぶが、ウォーム内装はそれを感じさせない。セパレートシートでなくては嫌だとか、クールな色調がどうしても良いというのでなければ、デザイナーのお勧めに乗ってみるというのもアリなのではなかろうか。

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《石田真一》

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