ひったくり事件多発で福岡県警が大混乱---犯行日を取り違えて誤認逮捕

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福岡県警は8日、原付バイクを使ったひったくり容疑者として逮捕した14歳の少年を「誤認逮捕だった」として釈放していたことを明らかにした。少年はひったくりを行ったことを自供していたが、それは逮捕容疑とは別の事件だったことが発覚したという。

誤認逮捕されたことがわかったのは、福岡市博多区に住む14歳の少年。警察の発表によると、問題の事件は今年5月14日未明に発生している。福岡市博多区祇園町を歩いていた28歳の女性に原付バイクで近づき、追い越す際に現金4万7000円あまりが入ったハンドバッグをひったくったというもの。目撃証言などから15歳の少年の存在が浮上。9月30日に窃盗容疑で逮捕して取り調べを行ったところ、共犯として14歳の少年がいるという内容の自供を行った。

これ受け、警察はこの少年についても任意で取り調べを進めていたところ、「2人で一緒に(ひったくりを)やって、盗んだ金を山分けした」と供述。共犯としての容疑が固まったとして逮捕し、少年鑑別所での観護措置とした。が、山分けをしたという金額が被害総額と比べてあまりに少ないことを不審に思った捜査員がさらに追及を行ったところ、15歳の少年が「やった」と自供したのは5月14日の事件、そして14歳少年が「やった」と自供したのは5月5日に起きた別の事件だったことが発覚した。

両方の事件に15歳の少年は関与しており、共犯であることに間違いはなかったが、あくまでも被害金額の高かった5月14日発生の事件を捜査し、その容疑で逮捕状の発行を受けている以上、誤認逮捕したことになってしまう。このため県警では、少年と両親に誤認逮捕の事実を告げ、謝罪した上で7日までに釈放した。今後、5月5日発生の事件で逮捕は行わず、書類送検に留める方針。

警察では「短期間に事件が集中していることもあり、結果的には誤認逮捕となってしまった。別容疑については改めて事情を聞く」とコメントとしている。
《石田真一》

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