神戸市営バスがまた人身事故? ---しかも今度はひき逃げ容疑も!

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8日朝、道路を横断していた66歳の男性に、左折していた神戸市営バスが接触するという事故が起きた。男性は転倒した弾みに右足の骨を折る全治1カ月の重傷を負ったが、バスは現場からそのまま走り去った。運行ダイヤなどから事故を起こしたバスを特定したが、運転手は「当たったという認識すらない」と供述しているという。

警察の調べによると、事故が起きたのは8日の午前7時10分ごろで、須磨区白川台1丁目付近の市道で、道路を横断していた66歳の男性と、交差点を左折しようとしたバスの後部が接触するという事故が起きた。男性は接触の弾みで転倒し、右の大たい骨を折る1カ月の重傷を負ったが、バスは現場で停止することなく、そのまま走り去っていった。

神戸市消防局からの通報を受け、兵庫県警では運行ダイヤから事故を起こしたバスを特定し、終点となる市営地下鉄・名谷駅前に着いた段階で運転手に事故を起こしていたことを告げたという。しかし、運転手は「歩行者がいるという認識はしていたが、当たったとは思えない」と供述。バスの乗客にも事故に気づいた人はなく、終点までそういった申告も無かった。

警察では運転手からさらに事情を聞き、容疑が固まった段階で業務上過失傷害で検挙する方針だが、事故の状況が明確になっておらず、道路交通法違反(ひき逃げ、事故不申告)を適用するかについては検討中、としている。

《石田真一》

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