見せしめではないが……奈良県警が免許センター付近での取り締まりを実施

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奈良県警は7日、橿原市葛本町の運転免許センター付近の道路で一斉取り締まりを行ない、免停処分者講習を受けていた4人を道路交通法違反(無免許運転)の疑いで現行犯逮捕していたことを明らかにした。

これは市民から「講習を受けた人がクルマに乗って帰っている」という指摘が多数寄せられたために行ったもので、駐車場出口付近の道路全てを封鎖し、通行する1台ずつを止めて行う“一斉取り締まり方式”で実施されている。

県警によると、道交法違反の現行犯で逮捕されたのは4人で、いずれも30日間の短期免停を命じられて期間短縮講習を受けに来ており、捕まった場所も駐車場の出口検問だった。

短期講習を受けると免停は講習日のみとなり、翌日からは運転できるようになるが、当日は無免許状態であることに変わりはない。今回のような場合、無免許期間中に運転を行って摘発されたことと同じ19点が付され、1−2年の免許取り消しが命じられる。

奈良県警では「見せしめの取り締まりではない」と前置きした上で「安全を軽視しているからこその違反と言える。これまでに免許センター周辺での大規模な取り締まりは実施してこなかったが、今後は計画的に行いたい」とコメントしている。

《石田真一》

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