被害は120台!! 「クルマ嫌い」タイヤに穴を開けていた男を逮捕

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東京都品川区南大井周辺で、タイヤに穴を開けられパンクさせられるという事件が相次いでおり、警察が確認しているだけで120件近くが被害に遭っている。手口は共通で、タイヤのサイド部分に鋭利な刃物を付き刺して空気を抜くというもの。警視庁は9日、この件に関連して自称55歳のホームレスの男を器物損壊の容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察の調べによると、この男は6日深夜、品川区南大井の路上でクルマのタイヤを見ながら歩いているところを、「タイヤをパンクさせられた」との通報を受けて現場周辺の捜索を行っていた警察官によって発見された。男は当初「ただ歩いていただけ」と容疑を否認していたが、キリを所持していたので追及したところ、容疑を認めたために逮捕した。

男を逮捕する直前、現場近くで同様の被害が発生しており、警察が深夜のパトロールを強化していた。現場周辺では今年2月中旬から同様の被害が相次いでおり、警察ではこの男の余罪である可能性が高いとして厳しく追及していく方針だ。

取調べで男は「クルマにひかれそうになり、それからクルマ嫌いになった」、「クルマの騒音が激しく、夜になっても寝られなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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