ハンガリーGP終了後、スイスにある自宅や故郷フィンランドなどを訪れ、忙しいながらもリラックスな時間を過ごしたというトヨタのミカ・サロが、ベルギーGPについての展望を語った。
「スパは大好きだよ。歴史も、ドライバーに課せられるチャレンジも大好きだ。コクピットで主導権を握ることが大事なんだ。他に比べてトラックが長いから、マシンをセットアップするのにそうたくさん走れないからね。場所によっては信じられないぐらいスピードが出るから。すごく気分がいいんだ」
「よくオー・ルージュを全開で行けるかどうかについての話が出る。決勝朝のドライバーズパレードでも、予選で誰が全開で誰が全開でなかったかについてドライバー同士でよく話している。でもラップ全体で速くするためには、オー・ルージュを全開で行くことは不可能なんだ。オー・ルージュでマシンを安定させるためには、ライドハイトを上げなければならない。そうすると残りのラップ全体に非効果的になってしまうんだ」
「とにかくTF102がスパに合うことを願っているよ。RVX-02という素晴らしいエンジンが登りにパワーを与えてくれるし、マシンバランスは一定して改善しつづけている。変化に富んだスパでもただ一つどうしようもないのが天気だ。まぶしい太陽から一転して雨になったり、トラックの一部ではウェットなのに他の部分ではドライだったりする。僕たちを忙しくしてくれる要素がたっぷりなわけだ。金曜日のフリー走行が待ちきれないよ」とサロ。