日本道路公団は19日、9日から18日までのお盆休み期間中の高速道路の渋滞状況をまとめて公表した。期間中、最長距離となった渋滞はなんと72.4kmで、通過に必要な時間は5時間30分近かったという。
今年は不況の影響からか近場でのレジャーを楽しむという家族連れが高速道路を利用するケースが目立ったが、お盆休み前半は分散化傾向にあったために大きな混雑は無かった。
しかし、後半は近場でのレジャーを楽しむ人たちと帰省客のUターンラッシュが重なり、大きな渋滞が頻発。最も長かった渋滞は、16日夕方に東北自動車道上り線、上河内サービスエリア(SA)付近で発生した。SAに入ろうとするクルマで走行車線が埋まってしまい、さらには車線変更をしようとしたクルマ同士が接触するという事故が起き、一時は通行が全くできない状態に。このために生じた渋滞の距離は72.4kmに達し、通過に必要な時間も平均5時間30分となった。