通りすがりの女子高生をクルマで拉致した男ら逮捕---和歌山県にて

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2日未明、自転車で帰宅途中だった17歳女性の進路を塞ぐ形でクルマが停車し、4人の男が車内にこの女性をひきずりこんでいる様子を近所の住民が目撃し、警察に通報した。クルマは2時間後に発見され、犯人の男は監禁の現行犯で緊急逮捕されている。

警察の調べによると、事件が起きたのは2日の午前2時15分ごろ和歌山市南桶屋の市道で起きた。友人宅から自転車で帰宅途中だった17歳の女性の進路を塞ぐ形で1台のクルマが急停車し、中に乗っていた4人の男が「ちょっと遊ぼうや」とこの女性を無理やり車内に押し込んだ。女性の悲鳴を聞きつけた住民が表に駆け出たところ、クルマは急発進して逃走したため、警察に「路上で若い女の子が連れ去られた」と通報した。

目撃した住民がクルマのナンバーと車種をしっかりと覚えていたため、和歌山県警は緊急配備を行い、県内の主要道路で通報の15分後から一斉検問を行った。この結果、事件発生から2時間25分後、和歌山市内の国道26号線で逃走したものと同じナンバーのクルマを発見。停止を命じた。

後部座席の中央に若い女性が座っていたことから、捜査員はこの女性が被害者と確信。「連れ去られたのはあなたか?」と聞いた際、乗っていた男4人が口々に「ただ遊んでいただけ」という言い訳を行い、女性に話させようとしなかったため、その段階で24歳の男ら4人を監禁の現行犯で逮捕した。

警察の取調べに対して4人は容疑を否認しているが、警察では強姦目的で女性を拉致したものとみている。和歌山市内では同様のケースで若い女性が拉致されるケースがここ数カ月の間に数件発生しており、この男らにも余罪がある可能性がたかいとみて厳しく追及していく方針。

《石田真一》

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