被害者の自転車発見、解体されたクルマも探せ!! ---女子短大生殺人

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静岡県警は31日、今年1月に三島市在住の女子短大生が焼殺された事件で、23日に再逮捕した男の供述に基づき沼津市の狩野川を捜索した結果、水中から被害者の自転車を発見したことを明らかにした。警察では被害者の殺害後、証拠隠滅のために自転車を処分したものとみて、この男をさらに厳しく追及していく方針。

この男は今年1月25日に静岡県函南町でひき逃げ事故を起こしたことで逮捕され、事故を起こしたクルマを処分したことで「悪質な証拠隠滅だ」と判断され、懲役1年6カ月の刑が確定して服役していた。が、今月に入り、1月23日未明に起きた三島の女子短大生焼殺事件にこの男が関与していた疑いがDNA検査の結果から濃厚となった。静岡県警は男を逮捕監禁、強盗の容疑で再逮捕して取調べを進めている。

当初、男は被害者の女子短大生とあったことを認めていたが、「立ち寄ったコンビニでナンパして、その後ドライブした」と強く主張していた。しかし、コンビニエンスストアでこの男が目撃されていないことや、事件が起きる数時間前に若い女性のものとみられる悲鳴を聞いた人物がいることなどの証拠を示した結果、男が「女子大生が忘れていった自転車は邪魔だから川に捨てた」という内容の供述を始めた。

警察が「自転車を捨てた」と称する沼津市内を流れる狩野川を捜索したところ、30日の午後になって被害者の自転車を発見した。これを受けてさらに厳しく追及したところ、殺害をほのめかす供述を始めたという。

警察では事件当日に使用していたクルマの解体を依頼した業者の家宅捜索を行ない、被害者の痕跡をさらにさがしていくとしている。

《石田真一》

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