気温29度、路面温度38度という過酷なコンディションの中で行われたドイツGP決勝。12台がリタイヤするサバイバルレースとなったが、ミカ・サロは巧みなレース運びで9位フィニッシュした。アラン・マクニッシュはハイドロリック系のトラブルで23周でリタイヤした。
ミカ・サロは19番グリッドからスタートし、27周目に14位、30周目には12位とポジションアップ。ピットストップもスムーズにこなし、ベテランらしい落ち着いたレース運びが光った。「序盤はオーバーステアに悩まされたが、ピットストップで調整して解決した。ここ数戦、信頼性に問題があり、完走することが重要だったのでよい結果だったと思う」とサロは語る。
いっぽうマクニッシュは、「予定通りのピットストップ後、加速できなくなった」とコメント。チーム代表のオベ・アンダーソンは、「ここ数戦リタイヤが続いていたので1台でも完走できてほっとしている」と正直な心境を語った。